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公民連携ケーススタディブックVol.3

¥3,850 税込

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 2015年度公民連携プロフェッショナルスクールが開講し、修了した修了生たちにより、2017年度に設立した「公民連携事業研究センター」が、2020年4月に特定非営利活動法人自治経営として法人化されました。

 法人設立に合わせ、特定非営利活動法人自治経営では、全国各地で実践されている公民連携事業、都市経営課題解決につながるプロジェクトを、その実践者の手によりまとめた「公民連携事業ケーススタディブック2019」を、2020年4月発行しました。


今回の特集は、「人とプロセス」。
各地のプロジェクトが動き出すときにどのように人が動き、繋がり、どのようなプロセスをたどって課題を乗り越え、「今」へ向かっていったのか。
「今」を眺めただけでは分からない、当事者のみが知る臨場感と緊迫感、そして示唆に富んだ証言の数々を仙台市・岡崎市・大東市・熱海市・草加市の5地域にフォーカスしてお届けします。

 そして、全国各地のプロジェクトから34案件を厳選し、その当事者が真相をつぶさに語る事例集や清水義次氏・岡崎正信氏を初めとした先駆者のコラムなど、総ページ数は驚異の150ページ越え。

 読み応え十分!以下、目次をご覧ください。

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<目次>

01 NPO法人自治経営
 01-01 いよいよ法人化!NPO法人自治経営
 01-02 法人のこれから挨拶/東克宏
 01‐03 出版委員長のまえがき/洞口文人

02 特集「ヒト」と「プロセス」を探る座談会
 02‐01 仙台市/SENDAY CITY
 02‐02 岡崎市/OKAZAKI CITY
 02-03 大東市/DAITO CITY
 02-04 熱海市/ATAMI CITY
 02-05 草加/SOKA CITY
 
03 case study/ケーススタディ
 case study map/ケーススタディマップ
 03-01 【公園・道路・河川PPP】
  case study 01 仙台市/定禅寺パブリックパークレット-Jozenji Public Parklet-
  case study 02 南房総市/自然と人をつなぐ自立した自然公園の経営を目指して
  case study 03 大阪市/TUGBOAT_TAISHOプロジェクト
  case study 04 二戸市/公民連携で挑む温泉再生-KADAR TERRACE Kindaichi-

 03-02【マルシェ】
  case study 05 群馬県/公民連携を解き放つ、壮大な社会実験 -base on the green project-
  case study 06 焼津市/みんなでつくる、みんなのアソビバ
  case study 07 守谷市/まちと大型商業施設をつなぐ社会実験  -and PARK Moriya-
  case study 08 さいたま市/100の事例より1の実践から始まる公民連携
  case study 09 越谷市/駅前空間と商業施設をまちのリビングにする -Acha Acha-
  case study 10 倉敷市/高架下からにじみ出るうるおい空間演出する ‐臨鉄ガーデン‐
  case study 11 花巻市/ちょっと特別な暮らしの風景を描く ‐こもれびマルシェ‐
  case study 12 浜松市/ローカルショップの魅力が公園に集結 ‐Hamamatsu Local Coffee Fes.-
  case study 13 新潟県/県庁前ナイトマルシェ
  case study 14 須賀川市/‐Rojima- 路地からはじめた挑戦が公共空間を活かし出す
  case study 15 仙台市/公園・道路・民間オープンスペースの利活用

 03-03【リノベーション】
  case study 16 草加市/シェアアトリエつなぐば
  case study 17 川越市/観光だけじゃない、まちの小さな長屋 ‐旧大工町長屋1‣2‐
  case study 18 市原市/商店街から生まれるクリエイティブ産業 ‐Co‐saten-
  case study 19 東京都北区/岩淵町「コトイロ」エリアリノベーション ‐co-toiro iwabuchi-
  case study 20 福地山市/月イチマーケットからの挑戦、厨房付きレンタルスペース
  case study 21 長岡市/‐にじいろ BASE‐から広がるリノベーションまちづくり×起業支援
  
 03-04【組織仲間つくり】
  case study 22 仙台市/稼ぐクリエイティブネットワーク ‐公務員タスクフォース‐
  case study 23 関東地方/地域プレイヤーのプラットフォームを目指して
  case study 24 新潟県/偶然を起こす‐新潟県公民連携推進プロジェクト‐
  case study 25 群馬県/公共空間をもっと自由に、もっと使いやすく! ‐dot-project-

 03-05【その他】
  case study 26 岩沼市/複合古民家実験住宅 ‐Tateshita Common-
  case study 27 岩沼市/これからの福祉・教育・デザイン ‐CREATIVE SCHOOL-
  case study 28 鹿児島市/賃貸の魅力こうじょうを町から変える ‐マンションエコリノベ‐
  case study 29 茨木市/デザイン性の高い断熱DIYをより身近に
  case study 30 沼津市/公務員が参画する家守会社の設立 ‐Janescape-
  case study 31 杉戸市/Choinaca しごとづくりプロジェクト
  case study 32 仙台市/莫大なランニングコストに終止符 ‐公共施設低燃費化計画‐
  case study 33 花巻市/リノベまちづくり構想から始まる小さな公民連携の大きなシナリオ
  case study 34 和歌山市/官民連携による雑賀崎古民家を活用した観光拠点整備

04 コラム
 04-01 清水義次「自らが立ち上がり、実行する人たちが新しい時代を創る」
 04-02 岡崎正信「公と民、お互いの信用は‘’行動’’が生む」
 04-03 竹内昌義「エネルギーを考えることは都市経営を考えることである」
 04-04 熊紀三夫「自分自身を変えて、新しい世界に飛び出そう」
 04-05 木下斉「私たちは、未来を目指い挑戦し続ける義務がある」

05 都市経営プロフェッショナルスクール
 05-01 全国各地で闘う同志、増殖中!
 05-02 スクール修了生インタビュー01/(公務員)盛岡市公園みどり課主査 長澤幸多
 05-03 スクール修了生インタビュー02/(民間)HIT PLUS 代表取締役 打越直樹
                    (民間)岡山神社19代目神主 久山信太郎

06 編集班長の独り言/公民連携事業ケーススタディブック出版委員会編集班長 永井大輔
 
  
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特定非営利活動法人自治経営

  
都市経営プロフェッショナルスクール 
https://www.ppp-ps.net/

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以下,本編の一部をちらっと、無料公開いたします!

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「経営なき自治」と自分のアタマで考えない地方
  
 明治維新以降、地方自治の中央集権化により、自分の自治体や自分の住むエリアのことを自分の「アタマ」で考えず、国の画一的なまちづくりを画一的に推進するようになり、自分の住む環境を自分で決め自ら実践することができなくなっていった。地方自治体から財源も権限も抜かれる中、住民による自発的な自治活動もなくなってきていき、その役割を地方自治体が引き受けていくことで行政肥大も進んだ。江戸時代にあったような家守のようなエリアの自治組織も印象的な事象と家用。
 地方による自立は不在となり、全国どこにでもいる「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくるサラリーマン山田のような全く色味のない公務員が増えていった。
 住民による自発的な自治活動が地方自治体に移り、地方自治体が担っていた「都市経営」が国の中央集権化によって骨抜きとなる流れの中で、現在の「経営なき自治」「ガバナンスなきエリア」が生まれた。
 1999年の地方分権一括法の施行で、地方自治体による自治事務の権限移譲が付与されて以降、改めて自分たちの街の未来を自分たちの「アタマ」で考えていく必要性が出てきたが、ひとつの成功事例を国が画一的に横展開していく中央しゅうけんしたモデルは変わらず、自身の街の本質的な都市経営課題と向き合うことなく「スキーム」のみを劣化コピーしていくまちづくりは未だ多くの自治体で横行している。

(づづく)

続きは本編をご覧くださいね。

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