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公民連携ケーススタディブックVol.2

¥2,200 税込

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 特定非営利活動法人自治経営の前身である、任意団体の「公民連携事業研究センター」で2018年9月に出版された「公民連携ケーススタディブックVol.2」。
  
 
 この「公民連携ケーススタディブックVol.2」は、既存の国主導、官主導の制度に悪戦苦闘しつつ、都市経営課題解決のために全国各地で事業展開している、苦悩に悩む実践者による生の事例を収集してあります。
  
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<目次>

01 contents はじめに
02 PPP⇔city management
03 case study
  01公共空間
  02エリアイノベーション
  03公共施設
  04民間不動産・民地開放
  05その他
04 research
  3期生による研究
  01家守会社等の設立支援
  02公民連携事業の効果的な進め方①
  03公民連携次長の効果的な進め方②
  04民間事業者の効果的な発掘方法
05 Symoosium
  01事業の壁
  02制度の壁
  03組織の壁
06 column
  01清水義次
  02木下斉
  03岡崎正信
  04東克宏
  05高尾和也
  06洞口文人
  07谷本晃一
  08新田裕磨
   
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<掲載地域一覧>

【北海道・東北ブロック】
  北海道新冠町
NKP01 にいかっぷ坊ちゃんかぼちゃプロジェクト
  岩手県二戸市
NNH01 KADAR TERRACE Kindaichi
  岩手県盛岡市
MRK03 ZOO ZOO PROJECT
MRK04 Entrance of the area@Kippushe park
  宮城県仙台市
SDA01 GREEN LOOP SENDAI
SDA03 公務員タスクフォース
SDA04 せんだいリノベーションまちづくり計画と制度融資
  福島県須賀川市
SKG01 Rojima-すかがわの路地deマーケット-
  福島県いわき市
IWK01 つくるまち大工町プロジェクト
  
  
【関東・甲信越ブロック】
  神奈川県横浜市
YKH02 横浜若葉台 次世代につなぐ多世代コミュニティ
  神奈川横須賀市
YKS01 大学連携による団地の新しいコミュニティモデル
  新潟県見附市
MTK01 いままち浪漫ストリート スプリングイルミネーション
  新潟県柏崎市
KWZ01 不動産会社+ベーカリー+芝生広場
  
  
【北陸ブロック】
  石川県金沢市
KNZ01 犀川リバーカフェ
  富山県南砺市
NNT02 Nishichiマルシェ
  
  
【東海ブロック】
  静岡県熱海市
ATM01 ATAMI2030
  静岡県沼津市
NMZ01 INN THE PARK
  静岡県焼津市
YIZ01 Homebase YAIZU
  静岡県島田市
SMD01 サンカク公園プロジェクト
  静岡県牧之原市
MKN01 カタショーワンラボ
  静岡県浜松市
HMM02 Mikka Beat
  愛知県岡崎市
OKZ01 MeguruQuruwa
  
  
【関西ブロック】
  大阪府大東市
DIT01 公民連携による公営・民間住宅再編の新しい形
DIT02 地域健康プロフェッショナルスクール
DIT03 大東ズンチャッチャ夜市
DIT04 公民連携条例
  京都府福知山市
FKC01 福知山ワンダーマーケット
  
  
【中国四国ブロック】
  岡山県赤磐市
AKI02 RAREAS MARKET
  広島県福山市
FKY01 福山駅前再生プロジェクト
  広島県広島市
HRM01 エキキタカラフルマルシェ
  山口件長門町
NGT01 長門湯本みらいプロジェクト
  香川県三豊市
MTY01 廃校跡地を利用した農業参入事業
  
  
【九州ブロック】
  福岡県北九州市
KTK01 地域に若さを吹き込むコミュニティ博物館
  宮崎県宮崎市
MYZ01 AOSHIMA BEACH PARK
  鹿児島県鹿屋市
KNY01 食と暮らしのマルクト
  
  
以上35事例
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 公民連携事業を進める上で立ちはだかる「制度の壁」「事業の壁」「組織の壁」に対し、立地適正化計画策定や土地のスポンジ化対策などを踏まえつつも、独創的かつ工夫したプロセスを辿る中で感じた既存政策への疑問や新しい政策と過去の制度の矛盾など、実践する職員でしか体現できないビビットな意見や提言を、実際のモデル事業として、この「ケーススタディブックVol.2」に掲載させていただいております。
  
 また、この「ケーススタディブックVol.2」から様々な議論、実践へと繋げ、タイムリーかつスピーディに制度改善によって変化の速い時代へ政策をフィットする機会の創出につなげることが可能であると、考えています。
  
 これは既存の調査研究機関にない付加価値を生み出す、地方自治体職員たちによる新たなネットワークイノベーションです。
  
 この「ケーススタディブックVol.2」が、稼ぐ公民連携を志す行政職員や民間の方々、公共資産活用などに興味を持たれている方々、民地を公共へ開こうと考える事業者の方々など、多くの方々へとどきますよう、ぜひご一読ください。

  
都市経営プロフェッショナルスクール 
https://www.ppp-ps.net/

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以下,本編の「はじめに」の部分を無料公開いたします!

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はじめに

「都市の中心で円を叫ぶ~公民連携事業研究センター設立趣旨に代えて~」
  
 ギリシャ語でセンターは「円を描くための中心点」という意味だそうだ。
元々は円を描くための点だったものが,時代が進むにつれて「中心」という意味に変化していったよう。
  
 いろいろな円がある。楕円,正円などなどの図形。中心からの距離が等しいか否か。形でもあり台風の目であり円錐の底辺でもある。円は私たちの横に数多く佇んでいる。
  
 あなたが立っている,その都市の中心と言われるエリアのまさに中心からどのくらい距離を半径として円を描くのか。
 あなただけが入る小さな円に留まるならば,あなたの影響はあなただけにしか及ばす,身動きすらできないだろう。叫んでも人々の心には届かない,さみしい円の寂寥な存在。
 もう少し長く,中心商店街と言われる,今は閉まるシャッターが並ぶ通りの橋まで半径を取って円を描くと,見える風景は煌びやかなはずもなく,震えん円が過去の栄光の夢を追う。中心市街地が失ったものを懐かしむだけだ。
 もっと長く,隣町を超えて,隣の隣町の中心エリアまでを半径とし,地形地物を乗り越えて円を描いたならば,その円は行政圏ではなく,生活圏の円であり,バイザスが外れ,発見と希望と困難が入り混じる映像が映し出されるだろう。
  
  ある敷地を点に円を描くとエリアとなる。敷地に価値なし,エリアに価値あり。
  まさに中心にセンターがあって長すぎるのも短すぎるのも,公民連携事業という物差しを使えば,あなたのまちの半径の長さは自ずときまってくるのである。
  
  公民連携事業研究センターは各都市が抱える経営課題を解決する物差しであり,中心的な役割を果たす機関なのである。
  
  怪しい秘密結社でもなく,浮かれた有閑倶楽部でもない,真摯に面白真面目に都市経営に立ちむかうために常に研鑚を重ね,日々動いているメンバーで構成されている。

  研鑚は机上での空論ではない。小さな事業の積み重ね,失敗も幾度もし,さらにチャレンジし,円を少しずつ広げていくことをたゆまぬ努力と明るい気持ちで続けている。お金をぐるぐると地域の中で循環させ,生み出したお金でされに事業を行うことで豊かな都市空間をつくることに挑戦している。
  
  わたしたちは,円(マネー)を回す円(センター)なのである。

  
         公民連携事業研究センター 
         センター長  東克宏

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